ニンジャの系譜

NINJAの称号の源流は1984年に発売されたGPZ900Rですが、こ のモデルは900cc水冷4ストロークDOHC並列4気筒(当然キャブ モデル)であり、全米をはじめ現在も人気のモデルではありますが、 動力性能だけを取ってみれば現在の優等生モデルとは比べるべくもあり ません。
では2008年モデルはなぜこのペットネームが使われている のでしょうか。

ニンジャのペットネームはそれ以外にも国内モデルとしては、 NINJA400R、逆輸入モデルとしてはNINJA1000などにも使われています。
気筒数も並列2,4と一定していないですが、 これらに共通するのは、 "万能オールラウンドフルカウルモデル" であるということ。

フルカウルというとどうしてもSS系列に なってしまいますが、SSはトップスピード重視のため 街載り用途としては難しいですし、積載や他のユーティリティー に欠け用途が限られてしまいます。

それとは違ったジャンル、
・ある程度快適に運転できるポジション
・公道や高速道路でライダーに負荷を与えない防風性能
・積載はないが、積載を想定した形状、グラブバー、  またはパニアを想定した形状
・ロングツーにも耐えうる動力性能
・街載り可能な低速重視

などなど、悪く言えば中庸、よく言えばオールラウンダー なモデルに対してニンジャというペットネームをつけている ようです。

定義としては水冷マルチシリンダー、水冷、リヤサスペン ションがモノショック、フレームマウントのカウルを装備 した型式のものが該当するようですが、これらは副次的な ものにすぎません。

あくまでフルカウル・オールラウンダーを目指した結果 といえます。
購入の際にペットネームがあるかどうかでバイクの目指す べき本質を知ることができます。







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