オートバイは悪なのか

1980年代は社会情勢もあいまってオートバイ=悪という 図式がなりたっていました。 あんなものに乗りたいなんて気が知れない、と。 誰がどう見ても偏見なのですが、それをそう思わせない 風潮が昔はたしかにありました。
今の若い人は3ない運動って知っていますか?
高校生に「運転させない」「買わせない」「免許を取らせない」。
今思えばすごい運動があったのです。

現在では度重なる騒音、排気ガス規制等などにより、 一部の人たちをのぞいてオートバイやツーリングは 大人のスポーツになりつつあると思います。 大排気量の車体、安全性を高める装備。 お金のかかる休日の趣味となりつつあります。

そういう意味でバイクの年齢層が上がっているのですが、 今大人でバイクに興味があるのはあの80年代のバブル時代を よく知っているからバイクにリターンしてきたわけで、最近の 若い人たちはその時代をしらないために大人になっても バイクに戻ってくることはないのではないか、と危惧しています。

この歳になるとよくわかるのですが、 バイクは近くにないとなかなか興味がわかないものです。 親や友人知人が乗っているとか。

でもそういった人たちがいなくなるとさらに興味を うしない(というかもともと持たなくなる)、さらに バイク人口が減って負のスパイラルになる気がします。 というかもうなっているのでしょう。

海外では、特にアジアでは日本とはユーザーの年齢層がことなり、 年齢の若い人も歳老いた人も株や原付(あまり大排気量は好まれない) 等を生活の一部に組み込んでいます。

理由としては、東南アジアはバイクに乗るのに気候が寒くなりすぎな いことと、悪路が多いのでバイクの方が有利かつメンテがしやすい、 雨が少ない、ことなどその土地土地の風土によりますが、日本よりは 根付く環境が整っているために生活のツールとして使われているわけ です。

閑話休題。

オートバイは悪なのか。

もちろん否ではあるのですが、ユーザーでない人にとっては ハッキリ言ってどうでもいい存在なのは間違いないでしょう。
この意識の変革が、政府またはメーカーの姿勢、さらにユー ザーのマナーにおけるまで必要になってくるでしょう。







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