泥縄的排気ガス対策



①エアフィルター取り外し エンジンの吸気側への空気量を増やすと出力の燃調が 薄くなる、という原理。 当たり前のことですが、世間一般に浸透しています。
キャブ車でもつかえる技の一つ。

②十分な暖気の実施
エンジンを温めるとガソリンが燃えやすくなるので 必然的にリーンで燃えることが可能になります。 温度をECUが検知して燃料噴射量を薄くし、結果的に排気ガスが 浄化される仕組み。 ある程度空吹かしを行ってリーン側へ振れるようにする。

③インジェクターを洗浄する

これは結構効果あります。ショップ任せになりましたが 距離を走ると結構インジェクターからの噴射濃度がECU(コンピュータ) の命令にプラスアルファされる形の濃度になってしまうので、 清掃で正しい濃度に戻してやると案外治ります。
洗浄が難しい場合は洗浄添加剤を利用するという手も。

④ガソリンの添加剤を利用する

私も今回の車検まで気休め程度だと思っていましたが、案外 確実に規制値を下げることができます。
使用したのはワコーズのプレミアムパワー。 昔のキャブクリーナーと同じ成分かもしれませんが、ガソリン よりも燃焼効率の高い物質なので一時的に規制値を 下げる(CO値0.2%程度?)ことができます。 ぎりぎり通らない、という人は必携のアイテム。

⑤一時的に触媒を追加する

三元触媒を追加する、それにより排ガス濃度を一時的に下げる。 自動車の劣化したキャタライザを開封し、中の詰め物をマフラー 内部に装着する。 最後の手段で効果のほどは未知数。

⑥排気ガスが薄まるように外気を利用する

ここからイリーガルになってきます(笑)。 たとえばエキパイに穴があるとどうでしょうか。エキパイ側から大 気側へのガスが流れるとしてもその逆はないのでマフラーからの 排気ガスの濃度が下がるということはないでしょう。 そのため、外気を取り入れるというのは一見難しいと思われます。 では具体的にどうするのか。
マフラーの内部に詰め物をして、検知棒をそれに当てるように します。するとマフラーの開口部から大気が流れ込むのと、 検知棒に直接ガスが当たらないので必然的に濃度が下がると思われ ます。

⑦検知棒をあまり入れない

ユーザー車検時に検知する棒をあまりマフラー内に入れない。 最高の対策ですが、検査官の人によりけり。

泥縄的な対策ばかりですが、車検にどうしても通らない~という 人は参考にしてみては如何でしょうか。









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