キック始動の楽しみ

昔はキック始動は当たり前でしたが、 今販売されているモデルではヤマハ・SRのみとなってしま った感があります。
キック始動はその名の通り、キックで エンジンを始動するのですが、昔は 大排気量オートバイでもキックアームが ついているのが普通でした。

キックのメリット・デメリットを整理すると メリットは何といってもバッテリーの力を 使わず、エンジンに点火するのでバッテリー切れ の心配がないということと、なによりエンジンを 始動させる楽しみを味わうことが出来ます。
このあたりはバイクが好きな人でないと その楽しみがわからないものですが・・。
またセルモーターをなくすとバイク重量を軽くできる、 場合によってはバッテリーレスでさらに重量を軽く できるメリットもあります。

デメリットは始動に(特に冬場は)時間がかかる、 体力が必要、車癖がある、などなど。
でも楽しいんですよね。
キックスターターはセルのようにクランクを回し続ける ことが不可能なのでその始動性は劣りますが、デコンプ やチョークを併用することにより、それを補うことが できます。
デコンプとはキックペダルを動かすときにピストンが上 死点に近づくと重くなるので、デコンプ機能を作動させる ことによってキックペダルによる圧縮を抜くことが できます。
これにより上死点からのキック動作を行うことが できるので、ピストン動作を助けることができます。
現在のモデルでは先述のようにヤマハ・SRのみです。 デコンプ、キック始動を楽しむことにより バイクの醍醐味を味わうことができるので あえてレトロバイクに乗るのも楽しいと思います。






バイクに関するコラム集

オートバイ購入・売却の極意


バイク試乗インプレ集


バイクトラブル・メンテナンス集


バイク用語データベース


バイクのライディングテクニック


プロフィール


参考になるウェブサイトリンク集