消耗品バッテリーの使い方と寿命の見極め

キック始動つきのバイクなら、電力不足でセルが止まったと してもエンジンはかけられますし、インジェクションといえ ども点火程度の電力は補えるのが普通ですが、今やキック付 きのバイクは小型スクーター以外に見ることは殆どない状態。 バッテリーは生命線とも言えると思います。
経験上、キックの代わりに押しがけも何回もやりましたが、シ フトをつないだときのタイヤやクラッチプレートが磨耗するの が嫌で、あまりお勧めできる方法ではありません。

バッテリーパワーがなくなるのは自然な放電と寿命による劣化の 2種類がありますが、充電してもパワーがあがらずセルが回らな いようなら寿命がきたと判断してよさそうです。 目安として2年過ぎたら交換の覚悟も必要で、車検ごとに念のた め交換、というのもいいかもしれません。

エンジンをかけておいておくとエンジンの発電機(オルタネータ) が動いてバッテリーへ電気を充電してくれます。 このバッテリーに蓄えられた電気が、ライトやウインカーといった 電気が必要なところへ供給される仕組みになっていますが、バッテ リーが劣化、寿命がくると電気が蓄えられなくなってきます。 基本、劣化して寿命がきたバッテリーは交換するしか対処の方法が ありません。 バッテリーは消耗品です。 寿命は充電しても弱いセルの反応でしたら、ほぼ寿命とみて間違い ないでしょう。期間としては2年を超えたらいつ寿命がきてもおかし くないと考えられます。

ではどんなバッテリーに交換したらいいのか

車種のメンテナンスマニュアルを見れば適合するバイクのバッテリー 型式があるのでそれにあわせて購入すれば動作としては問題ありませんが、 おおよそ12Vのバッテリーであれば大体動きます。 違いは寸法や電流容量程度である程度の流用はききます。 注意すべきは電流容量、電圧、バッテリー寸法程度です。

バッテリーのメーカーはさまざまですが、 どこのメーカーも寿命に関してはどこまで保証できるというのがなく、 消耗品だと割り切って購入するしかありません。 国産メーカーものだと安心、中国製の激安のものだと不安と一概に言えるもの でもないというのがわかると思います。

昔はバイクのバッテリーは寸法制約があるため非常に高価でした。 それでホームセンターに売っている安い軽自動車用の大型バッテリーを 無理やり積み込んだものですが、今ではそんな必要なく中国製の バイク用バッテリーが安価に入手できる環境があります。
自動車用も電圧さえあっていれば特に問題ないですが、ヒューズだけ 飛ばさないように気をつけてください。

初期充電の重要性

購入直後のバッテリーの初期充電は行った方がいいのかどうか ですが。

経験では初期充電は行った方がいいと思います。 最初はセルを動かす(電力)を使う必要がありバッテリーに 負担がかかります。
その際にある程度のパワーがないと電力交換がうまくいきません。 このあたり、バッテリーの個別差があるのでメーカーでさえも 有意な違いを見出せていないようですが、やった方が後々の 寿命としてもいいと思います。

ヤフオクだと2000円程度の中国製バッテリーも 多数出品されています。
経験ありますが、2年程度はもちました。












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