バイクメーカーの苦境
日本がバブル経済だった80年代には
バイク人口はピークに達し、毎年のようにバイクの
新モデルが投入されていました。
当時はいわゆるレプリカブームで、バイクの性能を一気に
進化させました。
実際にレースで使われた最新技術をコスト度外視で
公道車に反映させる、そんな時代でした。
当時は400cc以上のバイクに乗れる限定解除試験が異常に難しかった
為、中型二輪免許の人口が非常に多かったことと、ミドルクラスのマシンレース
も盛んだったのでレースの勝敗が売れ行きを左右していました。
そのような加熱気味の状態であっても買う側の経済的ポテンシャルが高かった
ために許容されていた部分いました。
ひるがえって現在の若者は合理的で、趣味のために何十万円と
つぎ込むことをよしとしない理性的な判断をし、先の見えない
不況においてよく判断してモノを買うようになりました。
そのためにバイクのような趣味を基調とするものから売れなくなっています。
次に自動車社会との関係。
日本をはじめほとんどの国では自動車が重要視されています。
最大でも2人乗車で雨や風の影響をうけやすいバイクは
軽視されてきた傾向があります。
政府や国としてバイクを保護する理由はないので見放
された側面が否定できません。
バイクメーカーの苦境
前述のバイク人口減。
加えて排気ガス規制、騒音規制の強化。
不況が長く続く経済状況。
バイクのおかれている状況はますます厳しいものに
なっており、これからもさらに厳しい状況が続くことが予想されますが、
バイクは操る喜びを知ることができ、かつ速度と自然を味わえる
すばらしいものだと思います。
メーカーや業界がこれ以上縮小しないようにそれぞれの
ユーザーが声を挙げていくべきだと思います。
バイクに関するコラム集
- コラム1:バイクの社会的背景
- コラム2:教習所のすすめ
- コラム3:原付について
- コラム4:ツーリング楽しみ方
- コラム5:バイクに携わる仕事
- コラム6:バイク整備のやり方
- コラム7:バイク燃費への考察
- コラム8:タイヤとタイヤ交換
- コラム9:バイク車検について
- コラム10:サイレンサーとマフラー
- コラム11:CB400バージョンの見分け方
- コラム12:インジェクションとキャブレター
- コラム13:インジェクションとキャブレター②
- コラム14:すり抜けは違反なの?
- コラム15:初心者のバイク試乗
- コラム16:ライダーと野宿
- コラム17:胸部パッドを代用作成
- コラム18:スーパースポーツというジャンル
- コラム19:バイクレストアを楽しむ日々
- コラム20:ロイヤルエンフィールドという名前
- コラム21:オートバイとレーシック
- コラム22:ライダーの休息場所
- コラム23:バイクのタンデム
- コラム24:ライダーのマナーと道徳
- コラム25:2ストロークは男のロマン
- コラム26:バイク盗難に対する防犯グッズ
- コラム27:キックスターターを懐かしむ
- コラム28:カワサキ・ニンジャの称号
- コラム29:偽物にご注意①~ヤフネーゼを買ってみた~
- コラム30:偽物にご注意②~ヤフタニを買ってみた~
- コラム31:バイク燃費を研究する
- コラム32:オートバイ用品を安く買うには
- コラム33:バイクで転倒してしまったら
- コラム34:携帯電話の功罪
- コラム35:バッテリーは消耗品
- コラム36:バイクの冬支度(ふゆじたく)とは
- コラム37:バイクを売るならバイク王のからくり
- コラム38:ライダーの百均活用術
- コラム39:やってはいけないお金の借り方とは?
- コラム40:新車の儀式
- コラム41:走行中に会話したい!~インターコムについて~
- コラム42:ライダーの便利アイテム
- コラム43:エンジンガードは必要か?
- コラム44:リコール体験記録
- コラム45:オートバイメーカー各社を評価してみた
- コラム46:オートバイ雑誌のレビュー
- コラム47:史実:オートバイが悪いのか
- コラム48:オートバイのタイプ選び
- コラム49:バイクにどこまで許せるか
- コラム50:車検:排気ガスNG考察①
- コラム51:車検:排気ガスNG考察②
- コラム52:激安バッテリーに関する考察
- コラム53:オートバイカスタム好き好き
- コラム54:オートバイの歴史
- コラム55:バイク任意保険の選び方