CB223S 評価ポイント
○スタイル(★★★☆☆)
シンプルでスタンダードなスタイルは割りと受け入れられる。
スッキリしたフレームワークやティアドロップ型の燃料タンク、
丸目一灯のレトロなスタイリングは、街乗りに最適。
ただ、その外装で何故かモノショック?あとブラックアウトの
マフラーが安っぽい。
○走行性能(★★★☆☆)
16馬力しかないが馬力はあくまでトップスピード。低速のトルクは
やはり125ccよりはあります。低速からのスムーズな立ち上がりと
単気筒のエンジンレスポンスは心地よい。
街乗り十分なパワーでゆったりとしたライディングが楽しめます。
ハンドルはホンダらしく素直。ブレーキは及第点といったところ。
○個性(★★☆☆☆)
ない。しかしその無いことが個性と言えるかも。
車重は当然軽い。
メーターはこの手には珍しく一丸のメーター。メーターまわりが
さびしい。
収納は無い。
○費用効果(★★☆☆☆)
現在の125ccクラスは充実しており、これが250ccクラスであること
の意味は微妙。車体価格も40万前後で、30万以下のPCXと比べると
費用効果は低い。燃費は良いがこれも原付2種にかなわず。積載も
ない。街乗りだがミッションバイクがすきな人向けか。
○実用性(★★☆☆☆)
積載のなさは致命的。シンプルでバイクらしいスタイルは評価できる
が、原付2種やCBR250Rに比べて陰が薄すぎる。
燃費がいいとは言え、ロングツーリングに使うには苦しいスペック。
すべてにおいて恵まれなかった悲運のバイク。
その他。
車中は重いが、ハンドリングは軽い。
(軽量、手軽さを押し出したバイクではあるが、
これで重量がCB400SSと同等というのはどうか)
ミラーは見やすい。
メーター周りは一眼でさびしい。
静音性をあげるために防音材をいれたとしても
あまりに寂しいエンジン音。
取り回しもCB400SSと同等。
スピードを上げると振動がきつくなる。60kmでも
わりと大きい。単気筒の宿命。
足つきは当然べったり。
エキパイやマフラーが黒いので違和感がある。
バイクらしいスタイルは評価できるが、ロードバイク
ならCBR250R、街乗りならPCX。
街の足と割り切れば選択肢もあるが、残念ながら
私には・・・ない。
本田技研
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