W800 評価ポイント
○スタイル(★★★☆☆)
旧目黒製作所のシリーズを引き継いでレトロ感を出したシリーズの
最新版。カワサキ4サイクルエンジンで、バーチカルツイン(縦型2気筒)は
見るだけで美しい。しかしながら、キックアームの消失、インジェクション化と
中途半端に新型化したために、レトロ感満載か、というと難しいところ。
○走行性能(★★★☆☆)
低速のトルクは十分。ただ車重はそれほどでもないのに動きはもっさりして
加速感はない。エンジンパワーがないため仕方がない面があるとはいえ、800ccと
いえば昔のナナハンを超える排気量。それを考えるとどうか。
ハンドリングはわりと軽く、素直。セルフステアは普通。
ブレーキはいまいち。
○個性(★★★★☆)
エンジン音は重厚で、エストレヤのようなポンポンとした
軽快な音でないのは意外。(個人的に軽い音の方がよかったが。)
○費用効果(★★☆☆☆)
まず車体価格。85万オーバーというのはヒドい。街乗り重視で速度が
いらないなら排気量は800ccもいらない。エストレヤで十分。
必然的に維持費も高くなる。
ただ街乗りはできそうなのでそういう意味で費用効果+1。
○実用性(★★☆☆☆)
街乗りには使えるが、反対で高速巡航は厳しいと思う。
燃費もそれほどよくないらしい。
車体のコンセプトはわかるが、85万オーバーの車体価格がつり
あっていないのと、キックアームレス化、インジェクション化
などレトロ感と相反する面がある。
(環境性能的に仕方のない面もあるが)
その他、気になったところ。
全体的にはバランスがとれている。
タイヤが細い分、フロントもリアも軽さはあるが、エンジン音は
意外に重厚で、軽快さはない。(矛盾しているが・・)
ハンドルの振動が気になる。
足つき良好。
メーターは2眼で見やすい。
シートの感触は悪くない気がする。
リアブレーキは特にきかない。
メッキは非常にうつくしい。逆にサビとかキズとか
神経質になってしまいそう。
コレに85万出せるか、というと出せない。
高速を使わないで、街乗りで低速巡航するだけなら、
エストレヤの方が軽さ、レトロ感、維持費、個性、操作性、
すべてにおいて上回っている気がする。
もともとレトロの大排気量は矛盾している。それほど
高速巡航をする必要がないからだ。
そういう意味でこのモデルの立ち位置は微妙か。
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