CB1300SB 評価ポイント
○スタイル(★★★★☆)
購入したのは'06年式のシルバーハーフカウル。
発売されてから時間がたつのに古臭くならないいいスタイルだと思う。
フロントのマスクはもちろん、リヤのテールが跳ね上がっているところまで統一感がある。
赤白モデルでもカッコいいと思うがヘルメットとお揃いだったので買ってしまった。
○走行性能(★★★★★)
ここはCB1300と同じで、操作性もよく船に乗っているような安心感がある。
ゆったりと力強いスタートが切れる。
走行性は★5としたが排気量からすれば当然か。
下に調整されたトルク感を感じることができるし、まわせば峠でも切りかえしを行うことができるスポーツ性能。
風のつよい日でも高速道路で安定して走ることができるので欠ける点は微塵もない。
○個性(★★★☆☆)
ハーフカウルは今や結構なラインナップだが、CB1300がメジャーにしたと言っても過言ではない。
古くはFZ750等もあるが、ネイキッドプラスという認知はされていなかったように思う。
またCB1300SFのように丸目一灯で没個性というわけではなく、良いデザインであると思う。
ホンダ・フラグシップネイキッドとして良い役割を果たしている。
○費用効果(★★☆☆☆)
低い。街乗りではデカすぎる車体。
ツーリングは楽しめるが、カウルのせいで峠などでは切り替えしがしづらい気がする。
また前輪のタイヤの接地感があまりない。
唯一費用効果が高めなのが、排気量の割りに燃費がわるすぎないこと。
それとすべてがビッグバイクのオーソドックスなので、たとえばタイヤサイズ。FZ1等だと190サイズなのでちょっと特注に近いが、これは180。
このようにオードックスサイズなので部品の費用は安めですむこと。
○実用性(★★☆☆☆)
燃費は良好。シート下も大きく、シート自体も大きいのでシートバッグは安心して取り付けられる。
また良かったのがカウルの小物入れ。
デカデカと"0.5kg以下"とは書かれているが、財布とスマホ、キーや高速のカードぐらいなら入るのでとても重宝する。
とはいえ、CB400とは違ってデカすぎる車体なのは間違いない。
何度も書いたが、デカすぎる車体。
しかしながらそれが圧倒的な安定性を生んでいる。
パワーの使いきれていない感がムンムンしていて街中ではストレスがたまる。
あと、個人的な感想だが、CB400SFに乗っているときは運転が面白かった。
操れている感というか回したら回しただけレスポンスとして反応し、バンクやスピードも自分の想定通りのことができた。
しかしCB1300の重さはその操る感というか、回す楽しみ?みたいなものがスポイルされている気がする。
なんかオートマチックのバイクに乗っている感じがするので、運転を純粋に楽しむならミドル排気量のものがいいかもしれない。
CB1300SFでも書いたがやっぱりクラッチが重い。手のひらがつりそうになった。
エンジン音は静かでノーマルマフラーが心地よい。
ミラーは固定式なのでこれまでネイキッドだったため、ちょっと戸惑った。
足つきはベタつき。
メーター回りは標準的なものをすべて備えているので問題はない。
シート座面が広いのはいいが、荷重が前へ押し出されるのでおしりがずり落ちてくるのが気になった。
本田技研
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