バンク角とは?
バイクで曲がるということは、遠心力が発生するために
バイクを寝かさないで、曲がる方が難しい。
逆に言えば、バイクを寝かせる必要があるですが、そのときの
ライダーの体勢によって、リーンイン、リーンウィズ、リーンアウト
の3種類の体勢があります。
リーンインとは体重を内側に入れること。これはレーサーライダーが
極端に内側に体を入れていることを見たことがあると思います。
これによりバイクを倒さなくてすむというメリットがあり、高速走行の
場合の旋回において必要な体制ですが、無理に内側に切れ込むために
通常の運転においては必要ではありません。
リーンウィズは通常、ハンドルに任せて曲がる場合、体を自然と倒しこむ
方法で、公道においては最もナチュラルかつ体重移動が少ないために
ツーリング向けといえます。
リーンアウトはもっともバイクを寝かせて旋回させる方法。
初心者でも小回りをきかせて旋回することができる反面、腕にかかる
疲労度は高い。倒れこむのが怖い人に多い。
バンクする角度はこれらのコントロールによって総合的に決まりますが、
ハンドルが切れ込もうとする力にしたがってリーンウィズで
行うのが街乗りのベスト。
原理さえ理解すればバンクを楽しめるようになります。