低速走行とバランス
低速走行は地味ですがそれだけに奥が深いです。
基本的なところは簡単に出来、意外にミスもなくこなすことが
できますが、速度を落とした途端、難しくなります。
低速で重要になるのがクラッチワークとリアブレーキ。
そう、教習所で習ったアレです。
クラッチワークは第2のアクセル。なぜならエンジン全開でも
クラッチを切れば動力を落とすことができるため。
特に低速になるとクラッチ
クラッチは4段階で覚えます。
完全にクラッチがつながった状態、つながり始めの状態、
半クラッチの状態、完全に切った状態です。
これらの種類を使い分けることで、場合に応じたクラッチの
状態を覚えこむ必要があります。
またリヤブレーキにおいて、リヤブレーキをかけたときは
フロントブレーキのピッチングモーションとは違い、後輪の
アクスルシャフトを軸として車体全体を地面に押し付ける
力が発生します。
そのため、フロントブレーキと違って低速でも車体を地面
におさえつけることにより、安定させて減速させることが
できます。
これは低速走行の練習にはこの微妙な感覚を練習し、
覚えこませることは必要です。
結局、オートバイという機械の動きを知ってその扱いを
反復して練習するしかありません。
練習をコツコツとつみあげていくと、出来なかったことが
出来るようになり、そうなるときっと嬉しくなるはず。
テクニックの奥は非常に深く、終わりのないものではありますが、
公道の安全性を高めるためにもテクニックの探求を
忘れないようにしたいものです。