オートバイ購入・売却の極意

進化するオートバイ

現在のオートバイの主流はフューエル・インジェクションです。 四輪自動車では一般的な電子制御式の燃料噴射システムです。 オートバイの場合、排気量の大きな４輪車に比べて一回の 爆発に必要な空気や燃料が非常に少なく、その調整は 非常に難しいとされてきました。 そのため、これまでオートバイでも大排気量が主流でしたが、 最近では50ccスクーターにおいても装着されてきています。

またアンチロック・ブレーキ・システム（ABS)。 オートバイにとってブレーキング時のホイールロックは車体の コントロールを失いやすく、最も危険な状態です。 しかし制動力を最大限に生かしながらホイールロックしない ようにコントロールすることは非常に難しいテクニックです。 その難しいテクニックを自動で行ってくれるABSシステムはオートバイ に最適のシステムといえます。

最近普及してきたのが前後連動ブレーキ。 コンバインドともよばれ、前ブレーキ、後ブレーキをかける ことで前後ブレーキが連動して作動し、ブレーキング時の 姿勢変化を減少させ安定したブレーキングを可能にした補助 ブレーキシステムのことです。

ラムエアシステム。 走行風を利用してその風圧をエアクリーナーボックス内で加圧する ことでより効率よく混合気をシリンダー内に送り込むシステムです。

スロットルポジションセンサー。 アクセルがどのくらいあいているか検知するセンサーです。 その情報とエンジン回転数を検知、計算し、その状態にもっとも 適切な点火タイミングを選び出すことで、アクセル開度に俊敏に 反応する。

自分が楽しむためにオートバイに何が必要で、どういう機能が 必要かを選定し、一番適しているものを優先する。 そういうバイクの買い方が一番賢く、長く乗れる愛車の選び方 かもしれません。