チェーンとスプロケット
チェーンに関しては現在はグリスが封入されたシールチェーンが
用いられており、メンテナンスに関しては、昔のチェーンとは段
違いにメンテ性能が向上しています。
心配性な方はチェーンが破断するのでは?破断して粉砕されたチェーンが足を直撃しないか?
というような心配をされますがそういった話はなかなか聞きません。
その心配は無用といっていいでしょう。
といいますのも、バイクのチェーンは2重構造になっており、片側が切れても
もう片側がつながっている場合が多く、一気に破断という事態には
なかなかならないようになっています。
↓参照
実際そこまで磨耗することは少ないですし、他の部分にガタがきます。
また走行の違和感や音である程度判断がつきますので、
日ごろの観察をきちんと行っていれば大丈夫だと思います。
破断以外のチェーンの観察ポイントとしては
次を参照してください。
①スプロケットのアライメント不良によるチェーンばたつき
スプロケットの据付が甘いとこうなります。
②チェーンのゆるみ量の過小または過大
チェーンのたるみが適正でないとき。軸間距離調整が必要。
③給油の不適正
過大な音がします。チェーン用のものを適量使用する。
④チェーンまたはスプロケットの摩耗
チェーンがガタついてきます。
神経質にチェーン交換を早めにするよりは、
日常点検をこまめにおこなって、愛車の状態を
把握しておくことが大事なのではないでしょうか。