自動二輪免許取得のきっかけ
高校~大学と全くバイクに縁のなかった私。
バイクにのる友人をみて、”なぜあんなものにお金をかけるんだろう"
と思っていました。
快適に移動するということにおいて、自動車にかなうわけがなく、
積載性のなさ、自動車にくらべて安いといえるほど価格が安いわけでも
なくどう考えてもメリットがあると思えなかったのです。
転機が訪れたのは20代半ばの秋。
実家の義父の軽トラックに乗る必要が出て
きました。
この軽トラックはホンダのアクティなのですが、
本当にエンジンの力がなく、上り坂ではまったく上らない。
大体軽というのはそういうものなのですが、あまりに
トルクがないのでびっくりしました。
それはさておいて、乗ってみて思ったのは”マニュアルミッションって
何ておもしろいんだ”ということ。
クラッチによる操作と、シフトレバーによる操作で
エンジンの特性がガラリと変わり、坂道や
周りの自動車との兼ね合いによってシフトをチェンジさせる。
もちろんマニュアル車は何度も乗ったことがあり、なぜ
その時そう思ったかはわからないのですが、いつまでも
運転していたい、という気持ちになりました。
先ほどもいいましたが、このテの自動車の最大の欠点は
”トルク感がないこと”
乗車人数や荷物にもよりますが、上り坂では本当に進まない。
もっと手軽にマニュアルミッションの運転を楽しめるものはないか。
あった。
それがバイクという乗り物だったのです。
なぜバイクに気づいたかといいますともともと義父が
バイク乗りで、メッキの美しいエストレヤに乗っていた
ことがきっかけです。
眺めているだけでなく、バイクにまたがらせてもらったり
清掃したりしているうちにどうしても抑えきれなくなって、
そしてその年の秋、教習所に申し込んだのでした。
⇒お世話になった教習所
月の輪自動車教習所
それ以降、スイッチが入ったように雑誌やインターネットをつかって
調べていきました。
バイクの魅力とは、自動車の比ではないほどのトルク感やマニュアル
ミッションによる操作感。
風を感じること、暑さや寒さ、雨風をダイレクトに受け止めてしまう開放感。
自動車よりも気軽に、極端にいえば子供のプラモデルを扱う感覚で
メンテナンスの出来るシンプルな構造。
知れば知るほど魅力に取り付かれていきました。